【研究結果】眼鏡をかけてる人の方がCovid-19感染リスクが低いんじゃないの?

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新型コロナの感染予防といったら手洗いうがい、マスク、ソーシャルディスタンスなんかがメインでしょうが、新しいプレプリント(R)では「普段から眼鏡をかける」ってのも感染対策として有効なんじゃないの?って話になってました。

呼吸器系ウイルスといえば鼻や口からの感染をイメージしやすいですが、レセプターを持つ目の細胞に直接感染したり、ウイルスが目から鼻涙管を通って鼻咽頭へ輸送されるってルートが考えられるんですよ。となれば眼鏡をかけるというシンプルな方法でもそれなりのバリアになってくれるのでは?って考えたわけっすね。

この研究はイングランドとウェールズの19,166人(平均年齢は63歳)を追跡した研究で、毎月以下のような質問に回答してもらったんだそう。

  • 眼鏡やコンタクトをつけているか
  • もしつけているならどのくらいの頻度で使っているか
  • 読書など特定の目的のためだけに使っているか
  • 「眼鏡をつけているときは眼鏡が曇るからマスクをつけないことが多い」という記述にどれだけ当てはまるか



でもってこれらの要素がSARS-CoV-2の初回感染と関係がみられるのかをチェックしたところ、以下のようなことが分かったみたい。

  • 全体の71.3%が眼鏡を着用していて、19.6%がCovid-19に感染した
  • 全く眼鏡をかけない人に比べて、普段から眼鏡をかける人は感染する確率が低かった(22.99% vs 15.63%)
  • 性別、年齢、家計収入、職業を調整したところ、いつも眼鏡をかけている人は全く眼鏡をかけない人に比べて感染のオッズが15%低かった。同様の傾向は読書など特定の活動時のみ眼鏡を着用する人においても確認できた
  • 時々眼鏡をかけることとCovid-19感染リスクとの間には関連は見られなかった
  • コンタクトレンズの装着はSARS-CoV-2感染に対する防御効果を示さず、これはコンタクトレンズの使用頻度が異なる場合でも同様だった

ということで、医療用のゴーグルみたいながっつりしたやつじゃなくて、視力矯正用の一般的な眼鏡をかけているだけでもCovid-19の感染レベルは中程度に下げられるみたい。

さらに、

  • 「眼鏡が曇るから眼鏡をかけるときにはマスクをあまりつけない」と回答した人では眼鏡による防御効果が低減していた

ってなことも分かったんだそう。となると、眼鏡の曇りを防止するマスクとかがデザインされればマスクと眼鏡による防御が相まってより感染リスクを下げられるかもしれないっすね。

まあまだプレプリントだし眉に唾をつけながら受け取っていただければと思いますが、個人的にはとりあえず今後もコンタクトは控えて眼鏡中心の生活を続けていこうかと。

3.7
Rated 3.7 out of 5
Tomohiro Okugawa

科学的知見を自分の体で試して、日常生活に活用していく人。知識の収集が趣味で一般向けにその共有をしたいと思って執筆中。京都大学環境衛生学等。

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